プロテインの種類と選び方|健康運動指導士が科学的に解説
筋トレやダイエットを始めると、まず気になるのが「どのプロテインを選べばいいの?」という疑問。
実はプロテインにも種類があり、目的や体質によって使い分けることで効果が大きく変わります。
ここでは、健康運動指導士の立場からプロテインの種類・特徴・使い分け方を科学的に解説します。
1. プロテインとは?
プロテイン(Protein)は「たんぱく質」を意味します。
筋肉・皮膚・髪・ホルモン・酵素など、体を構成する主要な栄養素で、筋肉修復や免疫機能の維持に欠かせません。
しかし、現代の食生活では1日に必要なたんぱく質(体重×1.0〜2.0g)を食事だけで摂るのは難しいため、効率よく補給する手段としてプロテインが利用されます。
2. プロテインの主な種類
① ホエイプロテイン(Whey Protein)
牛乳由来のたんぱく質で、最も一般的なタイプ。
吸収が速く、筋トレ直後の摂取に最適です。
必須アミノ酸とBCAA(ロイシン・イソロイシン・バリン)が豊富で、筋合成スイッチ(mTOR経路)を最も強く刺激します。
- 吸収速度: 約1〜2時間
- おすすめタイミング: トレーニング直後・朝起きた直後
- メリット: 筋肥大・回復促進に最適
- デメリット: 乳糖不耐症の人はお腹が張ることがある
ホエイはさらに加工法で2種類に分かれます。
- WPC(コンセントレート): たんぱく質80%前後。コスパが良く味がまろやか。
- WPI(アイソレート): たんぱく質90%以上。乳糖・脂質が少なく吸収が速い。
② カゼインプロテイン(Casein Protein)
同じく牛乳由来ですが、ホエイとは逆に吸収がゆっくりなタイプ。
胃の中でゲル状になり、7〜8時間かけてゆっくり消化されます。
寝る前や食事間隔が空くときにおすすめです。
- 吸収速度: 約6〜8時間
- おすすめタイミング: 就寝前・長時間食事が取れないとき
- メリット: 筋分解を防ぎ、持続的にアミノ酸を供給
- デメリット: 溶けにくく、やや重たい飲み口
③ ソイプロテイン(Soy Protein)
大豆由来の植物性プロテイン。
イソフラボンを含み、女性ホルモン様作用によって美肌・骨代謝改善・脂肪燃焼促進にも効果があります。
ホエイより吸収は遅いですが、血糖コントロールやダイエットに向いています。
- 吸収速度: 約3〜4時間
- おすすめタイミング: 朝食時・間食・ダイエット中
- メリット: 植物性・低脂質・腹持ちが良い
- デメリット: 水に溶けにくく、やや粉っぽい
④ ピープロテイン・ライスプロテイン(植物性ミックス)
アレルギー対策やヴィーガン対応として注目される新タイプ。
えんどう豆や玄米を原料とし、アミノ酸スコアも高い。
ただし単体ではBCAAがやや少ないため、他の食材との組み合わせが推奨されます。
3. 目的別プロテインの選び方
① 筋肥大・筋力アップが目的なら
ホエイプロテイン(WPIまたはWPC)
吸収が速く、筋合成刺激が強い。トレ後30分以内の摂取で最大効果。
② ダイエット・徐脂肪を目指すなら
ソイプロテイン or カゼインプロテイン
腹持ちが良く、脂肪燃焼ホルモンを刺激。就寝前にも最適。
③ 健康維持・美容目的なら
ソイプロテイン or ピープロテイン
植物性で抗酸化作用が高く、腸内環境や肌の調子を整える効果も。
④ 乳糖不耐症の人なら
WPI(ホエイアイソレート)または植物性プロテイン
乳糖がほぼ含まれないため、胃腸への負担が少ない。
4. プロテイン摂取のタイミングと量
- 1回の摂取量:20〜30g(タンパク質換算で約15〜25g)
- 1日の目安:体重×1.6〜2.0gを目標に、食事+プロテインで調整
摂取タイミングの目安:
- 起床後:筋肉の分解を防ぐ
- トレーニング直後:筋合成スイッチをONにする
- 就寝前:成長ホルモンと合わせて回復促進
5. 健康運動指導士からのアドバイス
プロテインは「筋肉増強剤」ではなく、あくまで栄養補助食品。
基本は食事でたんぱく質を摂り、不足分をプロテインで補うのが正しい使い方です。
また、摂取しすぎても脂肪として蓄積されるため、運動量と食事のバランス管理が欠かせません。
動画で詳しく解説|おにマス∞チャンネル
プロテインの種類や飲むタイミングを、実演付きで詳しく解説しています。
初心者でもすぐに理解できる内容です。ぜひチェックしてください。
▶ おにマス∞ | 健康運動指導士 中村優介(YouTubeチャンネル)
まとめ
プロテインは目的に合わせて使い分けることで、筋肉・代謝・健康すべてに効果を発揮します。
「ホエイ=速攻型」「カゼイン=持続型」「ソイ=健康型」を覚えておくと選びやすいです。
健康運動指導士としての結論は、“食事+運動+補給”のバランスが最強のボディメイク戦略です。
筆者プロフィール
健康運動指導士 中村優介
福岡市・糸島市で健康教室やパーソナルトレーニングを担当。
科学的根拠に基づき、運動・栄養・生活習慣の三要素から健康づくりをサポートしている。


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