顔のほてりの正体は?科学的に解説|健康運動指導士がわかりやすく説明
「顔が熱い」「赤くなる」「ほてる」といった感覚は、多くの人が経験します。 一見すると体質や更年期の問題のように思われがちですが、実は自律神経・血流・ホルモンの3つが大きく関係しています。 ここでは、顔のほてりが起こるメカニズムを科学的に整理して解説します。
1. 顔のほてりはなぜ起こるのか
顔の皮膚には毛細血管が非常に多く、血流量が少し変わるだけで温度や色の変化が起こります。 ほてりは「血管拡張」によって皮膚表面の血流が増えることで発生します。 この血管拡張を指令しているのが、自律神経の一つである「交感神経・副交感神経」です。
2. 自律神経のバランスがカギ
ストレス・睡眠不足・気温変化などで自律神経が乱れると、血管の開閉がうまく調整できず、顔だけに熱がこもる状態になります。 特に現代人に多いのが「交感神経優位」な状態。 このとき、体の中心は冷えているのに顔だけ熱く感じる「冷えのぼせ」が起こりやすくなります。
3. ホルモンの影響(男女共通)
女性では更年期におけるエストロゲン低下、男性ではテストステロン低下が、自律神経の調整力を弱めます。 結果として、顔の血流コントロールが乱れ、急に顔が火照る「ホットフラッシュ」のような現象が起きます。 これらは加齢だけでなく、過剰なトレーニングや睡眠不足でも誘発されます。
4. 科学的に有効な対策
- ① 呼吸を整える運動:腹式呼吸を5分行うと、副交感神経が優位になり体温調整が安定します。
- ② 適度な有酸素運動:週3回・30分程度のウォーキングや軽いランニングで末梢血流が改善。
- ③ 首や肩のストレッチ:頸部の筋緊張を緩めることで、顔への血流がスムーズになります。
- ④ 睡眠の質改善:就寝前のスマホ使用を控えるだけでも自律神経の過剰興奮を抑制。
5. 顔のほてりと運動の関係
トレーニング中のほてりは一時的な体温上昇による生理的反応です。 問題は「運動後も長く続くほてり」。これは血管の拡張が戻らない、または自律神経がクールダウンできていないサインです。 ストレッチ・深呼吸・水分補給をセットで行うことで改善します。
6. 医学的に注意すべきケース
次のような場合は自己判断せず医療機関の受診が推奨されます。
- ほてりに動悸・息切れ・めまいを伴う
- 片側だけほてる・痛みがある
- 1か月以上続く慢性的な熱感
まとめ
顔のほてりは「自律神経・血流・ホルモン」が関係する生理的現象です。 ストレスや生活習慣を整えるだけでも改善の余地があります。 日常の中に呼吸・ストレッチ・軽運動を取り入れ、身体の内側から調整することが根本的な対策になります。
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健康運動指導士 中村優介
科学的根拠に基づいた運動と生活習慣改善を提案。地域の健康教室やランナー向け講座を開催中。
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