徐脂肪(筋肉を守りながら脂肪を落とす)で大事なことランキング|数値基準と実行例
執筆:健康運動指導士 中村優介
定義
ここで言う「徐脂肪」は、筋肉をできるだけ減らさず、体脂肪だけをゆっくり落としていく減量を指す。
総評
最重要は「週平均の適切な赤字」と「たんぱく質+筋トレ」である。次点で「日中の活動量(歩数など)」「睡眠」「食物繊維と満腹設計」が効く。以下は重要度を点数化したトップ10で、各項目に実行の目安を一つずつ示す。
ランキング(重要度スコア付き)
第1位 週平均のエネルギー赤字の一貫性 重要度:25点 評価:★★★★★
内容:週トータルで脂肪が確実に減る赤字を保つ。目安は一日あたり−500kcal。根拠:脂肪はカロリー収支でしか減らないため、最上位に置く。実行基準:1日の摂取=維持必要量−500kcalに固定し、週7日でブレ±10%以内に収める。
第2位 たんぱく質の確保 重要度:15点 評価:★★★★★
内容:体重1kgあたり1.6g/日を毎日満たす。根拠:筋合成と満腹の両面で必須。実行基準:85kgなら136g/日。各食で均等に分ける。
第3位 全身の筋トレ 重要度:15点 評価:★★★★★
内容:週3回の全身トレーニング。根拠:赤字でも筋量を守る主役は抵抗運動。実行基準:大筋群を合計12セット/部位/週、RPE7〜8で実施。
第4位 日中の活動量(NEAT) 重要度:10点 評価:★★★★☆
内容:歩行や立位時間を増やす。根拠:トレーニング外の消費が赤字の土台。実行基準:1万歩/日。
第5位 睡眠 重要度:8点 評価:★★★★☆
内容:睡眠で食欲と回復を整える。根拠:睡眠不足は食欲増と筋回復低下につながる。実行基準:7.5時間/夜、就寝起床を一定にする。
第6位 食物繊維と満腹設計 重要度:7点 評価:★★★★☆
内容:食物繊維で食後の満足感を高める。根拠:同じカロリーでも食物繊維が多いほど満腹が持続しやすい。実行基準:食物繊維20g/日、主食は精製度の低いものを採用。
第7位 脂質の下限を守る 重要度:6点 評価:★★★★☆
内容:脂質を減らしすぎない。根拠:極端な低脂質は継続性と体調を崩す。実行基準:脂質=体重1kgあたり0.8g/日を下回らない。
第8位 食事タイミングの一貫性 重要度:5点 評価:★★★☆☆
内容:毎日の食事時刻を揃える。根拠:空腹の波を安定させ、衝動食いを減らす。実行基準:1日3〜4回の固定時間、就寝3時間前は大食を避ける。
第9位 アルコールと液体カロリーの管理 重要度:5点 評価:★★★☆☆
内容:液体のエネルギーを抑える。根拠:満腹になりにくく赤字を壊しやすい。実行基準:アルコールは週2回まで、糖入り飲料は0本/日。
第10位 計測と見直し 重要度:4点 評価:★★★☆☆
内容:数字で進捗を確認する。根拠:赤字と体重変化のズレを早期に修正できる。実行基準:体重は毎朝測定、週平均で判定。体脂肪は同一条件で週1回。
日々の実行テンプレート(例)
朝は高たんぱく食、昼は主食+たんぱく質+野菜、運動後はたんぱく質30g、夜は脂質を控えて野菜量を増やす。水分はこまめにとり、間食は高たんぱく低カロリーに固定する。
KPI(毎日と毎週のチェック)
毎日:摂取カロリー=目標値±10%内、たんぱく質=目標値達成、歩数=1万歩達成、睡眠=7.5時間達成。毎週:体重週平均−0.5kg、筋トレ回数3回、食物繊維20g/日平均、アルコール回数2回以内。目標に届かない項目が一つでもあれば、翌週はその一つだけを確実に達成する方針に切り替える。
つまずき別の修正
空腹が強いなら食物繊維を5g増やし、脂質はそのまま、炭水化物を微調整する。体重が1週間動かないなら摂取を−150kcal、または歩数+2000歩のどちらか一つだけ追加する。筋力が落ち始めたら筋トレのボリュームを20%増やすか、たんぱく質を+20g/日に増やす。
注意
既往症や服薬がある場合は主治医と相談のうえで実施する。極端な赤字や短期の大幅減量は推奨しない。
関連リソース
実践メニューとフォームは動画のほうが理解しやすい。解説は順次公開する。YouTube「おにマス∞ YUSUKE」/記事まとめはnknktraining.com。


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